トヨタ コンフォート

トヨタ コンフォート

ディーラーが新車をガンガン値引きする"魔法の一言"とは?
コンフォートを激安で手に入れる方法とは・・・?

 世の中には自分でオーナーになる可能性の極めて低い車と言うものもあります、主に業務用で特定の目的に使用する為に作られた車です。今回取り上げるのはトヨタの「コンフォート」主にタクシー用として使用され現在法人タクシーの多くがこの車種を採用しているので皆さんも年に何回かは後部座席に乗車する事があるのではないでしょうか?
 とは言え、決してタクシー専用車と言う訳ではありません今時少数派になってしまった角張った落ち着いたデザインは会社の社用車としても意外と多く登録されています。そんなコンフォートですが、マイカーとしての魅力はどうなのでしょう?実際の運転フィールは?日頃運転する機械の少ない車ですがその少ない可能性と少しの好奇心の為にコンフォートの世界を覗いてみましょう。
 私の取引先の何社かの車庫にもコンフォートは鎮座しています、聞けばもう一台クラウンのロイヤルサルーンがあるのだけど年末年始や重要な会合などで役員が移動する際に主に使われているようでロイヤルサルーン一台では仕事が回せない時の為にコンフォートも1台持っているのだそうだ。車についてそれ程詳しい人でもなければ角張ってクラシカルな雰囲気が全身に漂うコンフォートは社用車にはピッタリの選択でお悔みの席からお祝いの席までどんな場面の会合であっても周囲の雰囲気を壊す事無く参加できるのが最大のメリットなのだとか、従業員400人程度のその会社では運転は主に総務部の担当者らしいけど実際の運転した感触はどうなのでしょうか?

 今回用意してもらったのはタクシー会社仕様のLPG仕様、ガソリンエンジンとの比較も気になるところですが先ずは車の周囲を一回りしてみます。室内スペースを取る為にホイールベースは長めの印象ですが、それ以上にリアのオーバーハングの長さが特徴的でさすがにトランクの有効スペースも十分確保されている事が判ります。クロームメッキの四角いラジエターグリルに同じくメッキ仕上げのフェンダーミラーは意外とこれはこれで安っぽさは感じません、最近はフェンダーミラーの車を見かけなくなったなあ・・・と思いながら触っているとフェンダーミラーの根元がグニャッと曲がって驚いた!良く見るとフェンダー内側からスプリングで引っ張られて車体に取り付けられており万一接触などしても一時的にスプリングが引っ張られるだけでミラーが破損しないようになっている。なるほど実用重視の親切設計。

 そして、いよいよ軽い動作のドアを開き運転席に座ってみます。実際にはタクシー登録している訳ではないので見た目は昭和な雰囲気が漂うクラシックなセダンという印象で特に目新しい物はありません、メータークラスターにはよくある2連メーターの右側だけ残されたような妙なデザイン、明らかにかつてのマークⅡがコロナあたりのパーツをコンフォート様に改造したような感じで速度計・水温計・燃料計の他は各種インジケーターとアナログ時計という至ってシンプルなものです。まあ、車を走らせる上で必要最小限のものは揃っており現在の一般車がデザインの為に色々な大して役に立たない表示計器類がたくさん付いているとも言えますね。シートはビニール製で上級車になるとファブリックも選べるようですが、法人車の場合メンテナンス性のし易さからビニールシートの方が好まれるとの事、どんなに汚れても気軽に水洗い出来てしまうのは仕事車には確かに向いていると言えます。

 因みに後部座席にも一応座ってみます、タクシーのお客として乗ることはあってもこんな形で乗るのは初めてですが乗用車という観点から見ると中々足元も広くて快適な空間、身長170センチ程度の方であればヒザを組んで座ることも出来ます。何と言っても良い!と感じた装備はBピラーのトリムに取り付けられている大型のグリップ、住宅設備用のグリップのような大型のグリップで乗り降りする際にここを持てば実に楽に乗降出来ます。ミニバンの一部車種にも同様の装備を備える車種もありますが、これはむしろセダンのように着座位置が低めの車の方が利用価値が大きいのだと改めて感じました。

 燃料も満タンでいざ動かしてみましょう、LPG仕様といっても普通のガソリンエンジンと始動方法は何ら変わりません、キーシリンダーをひねればクククッ・・・とセルが回ってあっさりと始動します。音はガソリン車に比べ乾いた印象、昔の日産のシングルカムエンジンもこんな雰囲気だったなあと思いながらギアをDレンジに入れてゆっくりと走り出します。2000㏄の4気筒エンジンは当たり前だけどそれ自体とても静かで回転もスムーズ、これならプレミオ辺りとそれ程違う印象が無いなあ・・・と思いながら国道を加速して行きます。と、気が付くのはボディが軟らかい!最近のガチッとした剛性の高い車に乗り慣れているとこの微妙な路面のうねりに合せてボディ全体が"しなって"いる様な乗り心地は一言で言えば懐かしい昔の車、更に少し郊外に出て峠道等に差し掛かればボディ同様に軟らかいサスペンションと合わさって実に良くロールします!同乗者がいない事を良い事に少しスピードを上げて行くと車内はジェットコースター、左右に大きくロールしながら細いタイヤを鳴らしてコーナーを抜けて行くとふと20数年前に乗っ前に乗ってたC31型ローレルの感覚を思い出してしまいました。そしてスピードに比例して室内に侵入して来る騒音も大きくなり必要な装備以外には無駄を削ぎ落とした法人向けの車である事を痛感します。高速道路の長い上り坂もどちらかと言えば苦手な部類、元々LPGはトルクが出難いので仕方ないのですがアクセル全開でも次第に速度計の針が下に下にと落ちて来るのです。

 しかし一般道路は高速道路も含めて当然ながら全ての道に速度規制があります、この速度を守った運転をすると・・・これがまた実に滑らかに走らせる事が出来るのです。軟らかいサスの事も考えて停止する際にはオーバードライブオフのボタンも積極的に使用しエンジンブレーキを利かせながら減速、その後フットブレーキを合せて止まれば挙動を乱さず美しい停止が出来ますし路面のうねりが大きい所もマニュアル操作で2速まで使ってしっかりとトラクションをかけてやれば例え途中で路面電車の軌道敷を横切ろうとアスファルトの継ぎ目を通過しようと意外と姿勢は安定しています。どうやらこの車は法定速度に忠実に運転するのが最も快適に過ごせるような設定のようです、確かに近年の乗用車は性能的には必要以上に高過ぎるのかも知れない。室内が広く荷物もたっぷり積めて速度超過にならない程度に走ればそこそこ快適に走れる!本来乗用車に必要な機能はこんなものなのかなぁ・・・余りに限界性能の高い車を作ってしまうから一般のドライバーには車の性格が判り難くなってしまい自分では気が付かないうちに重大事故を引き起こすような運転をしてしまう。「これ以上無理したら危ないよ」と車が教えてくれるような状態も決して悪い事では無いかも知れない・・・そんな事を考えさせられる一日でした。
 燃料を満タンにすると約60㎏程入るらしい(リットルでは無い!)単価はキロ90円位ですし一度満タンにすれば燃費走行等しなくても余裕で350キロは走行出来るとか。加えてLPGはガソリンとは違い完全燃焼し易いのでエンジン内にスラッジが溜まらずエンジンの寿命も長い(平均50万キロ)車に拘りが無く家の近所にガスの充填所があり、ロングドライブには無縁という条件であれば結構トータルの維持費は安上りかも?

 でも、シートの作り込みはチョッと考えもの、タクシーの場合平均的な運転手であれば1回の乗務で20~21時間程度運転すると聞きますが、自分がもしタクシードライバーならこのシートの作りは何とかして欲しいと思うでしょう。この車の場合使用する人とお金を出す人が違う事が多いのでメーカーもより安くなんだろうけど実際にここに長時間座る人の気持ちにもなって欲しいなぁ~それが自動車メーカーとしての良心では?



ディーラーが新車をガンガン値引きする"魔法の一言"とは?
コンフォートに激安で乗り換えませんか?

タグ

2013年7月24日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:トヨタ

トラックバック(0)

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sinsha.jp/mtos2/mt-tb.cgi/109

コメントを投稿する

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)