トヨタ クラウン(2.5ロイヤルサルーン)

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 戦後の復興期の国内自動車産業は経済復興を支えるためのトラック需要が主な時代でした、最も庶民に自動車が買える様な余裕は無かった時代で乗用車と言ってもトラックのシャシーにキャビンを取り付ける手法で造られていました。そんな中高度長期に差し掛かる頃の昭和30年に始めての本格的な国産の乗用車専用ボディで開発されたのがクラウンです、以来、現在に至るまでに日本のセダンを代表する車として支持され続けた車が昨年末にモデルチェンジ。クラウンといえば6気筒の滑らかな走りと豪華なインテリアと言ったイメージですが実は現在のクラウンで最も売れているのは4気筒モデルのハイブリットだとの事。高級車の概念も時代と共に変わって来るものだと実感します。
 しかし、試乗をするに当たってはやはり基本形のガソリンエンジンからと言う訳で今回は2500ccのV6モデルに乗ってみました、ドギツイピンクのクラウンが出てくるTVCMで「これまでと違う新しいクラウン」をPRしているクラウンですがその特徴的なラジエターグリルのデザインを含めてややアクが強い・・・と言うか押し出しの強いデザインになったクラウン、一目見た瞬間から「おや?中国でも販売するつもりなのかな?」と考えてしまうデザインですが今のところ純然たる国内販売用の車らしい。デザインに付いては色々と好みも分かれるところだと思うけれど過去の例からも判る様に余りにも時代の流行を反映し過ぎるデザインは時の経過と共にデザイン的な陳腐化が激しいのも事実、販売価格500万円の車であることを考えるともう少し普遍的なデザインにした方が長く愛されるモデルになるのではないかと思ったりするのですが、意外と市場の受けは上々の様で販売成績も順調に推移しているとの事。

 ドアを開けて運転席に座ると「やはり何世代経ってもクラウンはクラウンだな」というのが第一印象、乗った瞬間に運転者を持ち上げるようなデザインを見ると直感的に「イイなぁ」とトヨタファンにしてしまうトヨタの内装デザインの技術はさすが!の一言に尽きる。乗った瞬間にクラウンだと判るデザインながら古めかしさを感じさせず常にその時代の雰囲気を醸し出しておりトヨタというメーカーは何処に力点を置いて車を作れば売れるのか本当に良く研究している会社なのだと今更ながら関心させられてしまいます。
 最近の自動車は電子制御のかたまりである事は周知の事ですが、それらに個々の独立した操作パネルを装備させるとインパネがスイッチだらけ!となってしまいます。そこで今回のクラウンでは従来からあるマルチコントロールパネルを更に進化させ空調・オーディオ・ナビ・走行モード・・・etcを全てセンターコンソール上のタッチパネルで操作するようにしています、私のように旧式のアナログ人間だと変更したい項目を画面から呼び出す事に苦労したりツマミやスイッチではなくタッチパネルでの操作に戸惑ってしまい、どうも直感的な操作が出来ないのが微かな違和感となってしまうのですがそのお陰でインテリアデザインは豪華ではあるけど必要以上にゴテゴテせずにスッキリとした清潔感のあるデザインに仕上がっています。

 基本的には前モデルから流用の車体なのですが、その素材を見直し各部にハイテン鋼を使用する事で大幅な車体の軽量化が実現出来ています。これだけ大きな立派なボディでも重量は1500kg程で今は無き小さな高級車プログレと同じレベルで納まっています、時代の流れの中で新たに装備されている機器が多いにも拘らずこの技術の進歩はすごいですね。V6の2500㏄エンジンは車の外で聞くとそれ程静粛性の高いエンジンとは思わないのだけど吸音材や防音シールを各部に施し室内では全くそのエンジンの騒音を感じる事はありません、加えて軽量化されたボディーによりサスの動きもよりしなやかさを増し動き始めてから止まるまで実にフラットな特性で路面の継ぎ目や多少のうねりは全く感じさせません、街中を流すだけならこれ以上の性能は必要ないとも思える内容です。

 乗り味の好みは運転者によって随分違いがあるもの。例えば運転席に座ると同クラスのメルセデスやBMWの方が格段にウルサイしアイドリングの滑らかさも並べて比べれば日本製品は緻密に出来ているんだなぁと関心します。でも余りに優等生に造ってしまうと逆にその存在感もなくなってしまうのは欧州メーカーとの車に関する価値観の違いなのでしょう、運転して楽しい車=運転して楽な車では無い、クラウンの何が不満か?と聞かれても明確な不満要素は見出せないのが正直な所。故障しない品質・静かで広く快適な室内・軽いハンドル・様々な安全装備とどれを取っても世界の最高品質と言える要素を揃えています。そこに敢えて不満を言うなら「クラウンを運転した」と言う実感の無さ、楽で快適で疲れないけど「運転した」実感に乏しい、例えばメルセデスのATであってもそのカチッとしたシフトフィール、ステアリングを切る際に感じる「レーンチェンジしている」実感、BMWの「ここにエンジンがあり車を前に進めている」という感覚など・・・運転すると「確かに○○だ!」と体に残る感覚が無いのだなぁ。

 新型クラウンは非常に良く出来た車であるので"敢えて"もう一度「いつかはクラウン」と思わせる(デザイン的なインパクトだけでなくその車としての個性が長くユーザーに支持される)情緒を感じさせてくれる車に成長して貰いたいと切に思うところです。



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2013年5月29日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:トヨタ

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